オオクボ トモマサ   Tomomasa OHKUBO
  大久保 友雅
   所属   工学部 機械工学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2023/06
形態種別 学術論文
査読 査読あり
招待論文 招待あり
標題 太陽光を励起源として発振する太陽光励起レーザの開発 ーカーボンニュートラルのための古くて新しい光源ー
執筆形態 共著
掲載誌名 レーザ加工学会誌
掲載区分国内
出版社・発行元 一般社団法人レーザ加工学会
巻・号・頁 30(2),82-88頁
担当区分 筆頭著者,責任著者
著者・共著者 大久保友雅, 宗像宏純, 楼淏辰, 金井秀太, 松永栄一, ヂンタンフン, 佐藤雄二
概要 本論文では,著者らの研究開発を中心に太陽光励起レーザについて紹介した.以下にその内容をまとめる.
(1) 太陽光励起レーザは太陽光を励起源とするレーザであり,その歴史はレーザとしては長いものの,未だに低効率である.
(2) 太陽光励起レーザは広い面積で集めた太陽光を小さなレーザ媒質へ集光せねばならず,また太陽光をレーザ媒質に吸収するために閉じ込めるのが困難であるという課題がある.
(3) 著者らはフレネルレンズを主集光系として用い,太陽光キャビティによって太陽光を閉じ込めることにより,レーザ出力を24.4 W, 80 W, 120 Wと向上させ,面積効率も 18.7 W/m2, 20 W/m2, 30 W/m2 と世界最高の効率を更新してきた.
(4) 現在は1 m四方程度のフレネルレンズを用いた新しい太陽光励起レーザシステムを開発中であり,10.5 Wのレーザ出力で 13.1 W/m2の面積効率を実現している.また,様々な太陽光キャビティの検討を行っている.
外部リンクURL http://www.jlps.gr.jp/journal/262af0d13ca89002a6d9f6562e96b9bfd7430047.pdf