エノモト ミカ
  榎本 美香
   所属   メディア学部 メディア学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/06
形態種別 学術論文
査読 査読あり
標題 フィールドに出た言語行為論:「指令」の事前条件達成における相互行為性・同時並行性・状況依存性
執筆形態 共著
掲載誌名 認知科学
掲載区分国内
出版社・発行元 日本認知科学会
巻・号・頁 22(3),254-267頁
著者・共著者 榎本美香・伝康晴
概要 本研究の目的は、哲学者が頭の中で展開してきた言語行為論を現実世界のフィールドにおける実践的活動の分析を通じて再考することにある。本研究のフィールドは(1)行為者が大人数、(2)対象や場が巨大、(3)リアルタイムに身体行為を遂行する必要があるという特徴をもつ。長さ約8m、重さ約1tの大木を50人程度の引き手たちが山から引き出す場面を分析し、指揮者が発する指令が適切に遂行されるためには、(1a)聞き手たちの知識、(1b)聞き手たちの能力、(2)事物の状態、(3)場の状態という4つの事前条件が必要であり、これが多人数協働インタラクションによって相互行為的・同時並行的・状況依存的に整えられていくことを示す。
外部リンクURL http://www.jcss.gr.jp/publishing/journals/journal_backnumber/entry-172.html