ミヤザキ タカアキ
宮﨑 貴朗 所属 医療保健学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1991 |
形態種別 | 学術論文 |
標題 | 慢性期片麻痺者に対する理学療法 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 理学療法学 , 1991 |
巻・号・頁 | 18,16頁 |
著者・共著者 | 著者:宮崎貴朗,龍口順子,秋田 裕 |
概要 | 慢性期の片麻痺者については、歩行の実用性の検討が少なく、慢性期における機能回復が明確にされていない。これらを検証するために、発症後6カ月以上経過した脳血管障害による片麻痺者について、実践的歩行訓練を導入することにより、歩行の実用性が向上したことを検討した。対象は、当センター身体障害者更生施設に入所し、理学療法を施行し、退所に至った、片麻痺者30名、平均年齢は45.3歳であった。下肢ブルンストロームステージ、10m歩行速度、最大歩行距離、バーテルインデックス、歩行の実用性について調査した。歩行の実用性は、オリジナルの「実用的歩行能力の分類」を作成した。これらを、入所時と退所時の理学療法の施行前後において比較検討した。 歩行訓練は、生活指導員と連携し、体力トレーニング、応用歩行訓練、屋外歩行訓練も積極的に取り入れた、実践的なプログラムを施行した。比較検討の結果、発症後6か月を経過した後も実用的歩行能力は改善していた。これには、生活場面に即した、実践的プログラムが有効と思われた。 担当部分:実験計画の作成、計測、データ分析、本文の作成を行った。 |