タケシマ ユリコ
竹島 由里子 所属 メディア学部 メディア学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/01 |
形態種別 | 学術論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 位相的ボリューム骨格化アルゴリズムの改良 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 情報処理学会論文誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 情報処理学会 |
巻・号・頁 | 47(1),250-261頁 |
著者・共著者 | 竹島由里子, 高橋成雄, 藤代一成 |
概要 | 位相的ボリューム骨格化は,スカラ値に関する等値面の位相的な遷移を,ボリューム骨格木とよばれるグラフとして抽出する手法である.ボリューム骨格木は,入力スカラ場に潜在する大局的な構造を効果的に表現するが,逆にスカラ場の量子化や高周波ノイズの影響を受けやすく,大局的な構造の抽出に時間を要するケースが頻繁に生じていた.そこで,本論文ではこれらの計算に必要な時間を大幅に短縮するように位相的ボリューム骨格化アルゴリズムを改良する.具体的には,ボリューム骨格木抽出の計算アルゴリズムの改良それ自体に加え,スカラ値補間のための位相的な誤差基準を考慮した適応的四面体分割の基本アイデアに基づいて改良を行う.シミュレーションなどによるボリュームデータの解析例を通じて,本手法が大幅に計算時間を短縮できることを示し,さらに,得られたボリューム骨格木を用いて大規模なボリュームデータも効果的に可視化できることを示す. |